収める力

鬼滅の刃最終巻(23巻)が刊行された。特に予約はしなかったのでそのうち読めれば良いと思っていたが、近所の書店で意外に普通に購入出来た。

この作品は既に週間少年ジャンプにて完結しており、どの程度ブラッシュアップがされているか期待していたのだが、なかなか素晴らしかった。

最終巻辺りは、只管ラスボスである鬼舞辻無惨との戦いが延々と続く。この部分は、アニメ化するのは不可能とは言わないが相当困難だろう。凄絶な戦いを描き切った吾峠呼世晴氏には感嘆するしか無い。

ベテラン声優のキートン山田さんが引退を表明なさった。またまだ現役で通用すると思うが、御本人には何かしら思う所が有ったのだろう。それもまたプロとしての美意識なのかも知れない。

物事を始めたり、回して行く事よりも、収める事はとても難しい。作品も、どこまでとするかで作家の力量が問われる。

吾峠さんもキートンさんも、流石だなあと思った

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